卒園茶会
2019.01.26
月日が経つのははやいものです。3月にききょう組さん(5歳児クラス)は保育園を卒園し、4月からは小学生になります。今日は、ききょう組さんのお家の方々をお招きしてのお茶会です。
ききょう組さんは一年間、茶道のおけいこをしてきました。きょうは、普段のおけいこの様子を見ていただき、また、ききょう組さんといっしょに茶道を楽しんでいただきます。
茶筅、なつめ、お茶杓、茶碗・・・おけいこで使ってきたお道具です。
お釜のお湯も準備ができているようです。
掛け軸は、辯天宗第二世慈祥管長さまの書「輪になれ 手をつなげ」の色紙が飾られています。花器には梅が生けられています。
子どもたちにとって茶道のおけいこで一番の楽しみは、多分、お茶をいただく前のお菓子だと思います。毎回、おけいこでは違ったお菓子がでてきます。さて、きょうのお菓子は・・・・・・・。
雪うさぎのおまんじゅうです。小さな赤い目がとってもかわいいですね。食べるのがもったいないぐらいです。地元の和菓子屋さんが作ってくださいました。
最初に子どもたちのおけいこの様子を見ていただきました。お菓子をお箸を使って取ります。
お菓子は懐紙の上にのせます。
お菓子をいただいた後、先生が点てたお茶をいただきます。お茶をお友だちの前に運ぶのも大事なお役目です。
感謝をしてお茶をいただきます。
今度はききょう組さんがお家の方にお茶を点てます。
おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちあん・・・・いつもありがとう。
お家の方に感謝をしつつ心をこめて点てたお茶です。
茶道では「一期一会」という言葉がよく使われます。一度きりの出会いを、そして、今のこの瞬間を大事にしなさいということです。普段、当たり前と思っていることが、かけがえのないとても素晴らしいことだった。後で振り返るとそのようなことがあるものです。考えて見ると、世の中には様々なお茶席がありますが、自分のお子さんやお孫さんがお茶を点ててくれるお茶会というのはそうそうないものです。きょうのこのお茶席はまさに「一期一会」。どうかいつまでも皆さまの良き思い出の一つとして残していただきたいと願っています。
初地蔵のお参りにいきました。
2019.01.24
毎月24日は、お地蔵さまの縁日です。新年初めての24日は、「初地蔵」と言われ、お地蔵さまをおまつりするお寺では法要が営まれます。保育園の地元には、杖桜のお地蔵さまがまつられており、地元の自治会の皆さまがお世話をしています。きょうは、杖桜のお地蔵さまにお参りにいきました。
お地蔵さまは子どもの守り本尊とされており、子どもたちをお守りくださる仏さまです。これからも元気に保育園に来れますようお祈りをしました。上ノ段自治会のみなさまよりおみやげとして全園児にお菓子をいただきました。
ちべん保育園がある野原町には大きなお地蔵さまがまつられています。地元では杖桜のお地蔵さまと呼ばれています。なぜ杖桜(つえざくら)というのでしょう。
今から約1200年前、高野山をお開きになられた弘法大師さまが吉野よりこの地にお越しになれしばらく滞在されました。その際、枯れた桜の小枝を杖がわりにして吉野よりお越しになられたのですが、高野山に向かわれるとき、杖を地面にさしてお立ちになられました。枯れた桜の小枝ですから、そのまま朽ち果てるはずなのですが、不思議なことに小枝は根をはり、年ごとに大きくなり、ついにはきれいな花を毎年咲かせるりっぱな桜の木になったということです。それより、この地を杖桜と呼ぶようになったと言われています。
杖桜のお地蔵さまは、背丈が2mぐらいある大きな石造りのお地蔵さまで、左手に宝珠(ほうしゅ)、右手に錫杖(しゃくじょう)を持たれ、とても優しいお顔をしておられます。杖桜地蔵は今から約200年前、この地の無事繁栄を願い、代官岡松四郎兵衛氏が寄進されました。
今では、地元の自治会の皆さまが杖桜地蔵のお世話をされており、毎年、1月には初地蔵、7月には地蔵盆を営みます。
リトミック教室
2019.01.23