初地蔵のお参りにいきました。
2019.01.24
毎月24日は、お地蔵さまの縁日です。新年初めての24日は、「初地蔵」と言われ、お地蔵さまをおまつりするお寺では法要が営まれます。保育園の地元には、杖桜のお地蔵さまがまつられており、地元の自治会の皆さまがお世話をしています。きょうは、杖桜のお地蔵さまにお参りにいきました。
お地蔵さまは子どもの守り本尊とされており、子どもたちをお守りくださる仏さまです。これからも元気に保育園に来れますようお祈りをしました。上ノ段自治会のみなさまよりおみやげとして全園児にお菓子をいただきました。
ちべん保育園がある野原町には大きなお地蔵さまがまつられています。地元では杖桜のお地蔵さまと呼ばれています。なぜ杖桜(つえざくら)というのでしょう。
今から約1200年前、高野山をお開きになられた弘法大師さまが吉野よりこの地にお越しになれしばらく滞在されました。その際、枯れた桜の小枝を杖がわりにして吉野よりお越しになられたのですが、高野山に向かわれるとき、杖を地面にさしてお立ちになられました。枯れた桜の小枝ですから、そのまま朽ち果てるはずなのですが、不思議なことに小枝は根をはり、年ごとに大きくなり、ついにはきれいな花を毎年咲かせるりっぱな桜の木になったということです。それより、この地を杖桜と呼ぶようになったと言われています。
杖桜のお地蔵さまは、背丈が2mぐらいある大きな石造りのお地蔵さまで、左手に宝珠(ほうしゅ)、右手に錫杖(しゃくじょう)を持たれ、とても優しいお顔をしておられます。杖桜地蔵は今から約200年前、この地の無事繁栄を願い、代官岡松四郎兵衛氏が寄進されました。
今では、地元の自治会の皆さまが杖桜地蔵のお世話をされており、毎年、1月には初地蔵、7月には地蔵盆を営みます。
消防フェア
2018.11.07