地蔵盆
2019.08.24
8月24日はお地蔵さまの縁日、地蔵盆の日です。五條市内にはお地蔵さまがおまつりされているお堂や祠(ほこら)が各所にあります。この日は地区の人たちが集まり、お堂や祠の飾り付けを行います。
保育園の子どもたちは、保育園の近くにある杖桜地蔵にお参りにいきました。
杖桜地蔵は身の丈2mぐらいもある大きな石造りのお地蔵さまで、その昔、弘法大師がお作りになられたといわれています。
みんなでお地蔵さまに無事安全をお願いしました。また、杖桜地蔵を管理されている上ノ段自治会の皆さまより園児全員にお菓子をいただきました。ありがとうございました。
地 蔵 盆
お地蔵さまは子どもたちの守り本尊として昔から信仰されてきました。親が子を思う気持ちの表れでしょうか、お地蔵さまは日本で一番多くおまつりている仏さまだといわれています。実際、町中を散歩してみるとお寺だけでなく路地の傍らにひっそりとおまつりされているお地蔵さまを数多く見かけます。
地蔵盆はそんなお地蔵さまの縁日であり、子どもたちの無事安全、無病息災を願うお祭りなのです。
上ノ段、杖桜地蔵の地蔵盆の様子です。子を持つ家族の方が子どもの名前を書き入れた小旗を奉納し、お地蔵さまに子の無事安全を願います。
西町の嶋地蔵尊です。ホームセンターコメリの西側の小さなお堂におまつりされています。こちらはお供えものの飾り付けがとても綺麗です。かぼちゃやマシュマロ?を使って地区の方々が作っておられるようです。
旭町の地蔵尊です。大川橋南詰を西へまがると小さな祠があります。こちはら色とりどりの提灯が飾られておりとてもきれいです。提灯には子どもの名前が書かれてあり、杖桜地蔵と同じく、ご家族の子どもを思う気持ちが伝わってきます。
昔は地蔵盆といえばたくさんの子どもたちが集まり、夜には屋台もでてとてもにぎやかなお祭りでした。今では少子化が進み子どもたちが子どもたちが地蔵盆に集まるということがなくなってきました。昔の地蔵盆の様子を知る者にとっては、今の地蔵盆はさびしく感じます。
子どもたちの幸せを願う地域の人たちが大切におまつりしてきたお地蔵さま・・・これからも変わらず子どもたちをお守りください。